夜尿症について

夜尿症とはおねしょのことを指し、子どもには多いものです。トイレトレーニングなどでしっかり出来るようになるのも個人差があり、きちんと身につけられていない場合には夜尿症が見られます。5歳を過ぎて1ヵ月に1回以上の夜尿が3ヵ月以上続く場合は、夜尿症と診断されます。

夜尿症の原因と症状

一般的に夜眠るときには尿の容量が1.5倍から2倍ほど多くなると言われます。原因については、夜間の尿量が多い、夜間の膀胱容量つまり膀胱にためられる尿の量が少ない、睡眠障害もしくは覚醒障害があることが考えられます。睡眠中に膀胱がいっぱいになっても尿意で目を覚ますことができず、排尿してしまいます。一度だけであれば夜尿ではありますが、夜尿症ではありません。

症状についてはやはり寝ている間に無意識に排尿してしまうのが代表的な症状と言えます。その頻度も個人差があり、毎日起こる人もいれば数か月に一度というケースも珍しくありません。

ですが、子供のころのこうした症状は、だれにでもあることで悲観する必要はありません。ちょっとした心がけを行って就寝するだけでも、症状が見られなくなります。寝る前の数時間前からあまり水分を取らない、眠るときに足腰が冷えないように靴下を履いたり体を暖かくして寝る、寝る直前にトイレに行くなどで一気に改善することもあります。夜尿症には定義があり、年齢が5歳以上、月1回以上の夜尿、3カ月以上継続して発生することが条件です。